自己紹介じゃないですが、自分の好きな本の概要を書こうかなと思いまーす。
                                 
                              姫君の青い鳩

ある国のお姫様は自分の部屋で１羽の青い鳩を飼っていました。
青い鳩はまだ幼いころに大けがをしてしまい、動けなくなっていたところをお姫様に拾われたのです。
鳩はカゴの中で飼われていましたが、それに対して不満はありませんでした。
鳩はお姫様と一緒にいるうちに、彼女のことを好きになったのです。
 平和に暮らしていたお姫様と鳩でしたが、あるときお姫様が大きな病気にかかってしまいました。
周りの人が深刻な顔でお姫様を看病している様子を見て、鳩は言い伝えにある「どんな病気も治してしまう魔法の木の実」を探しに行くことにしました。
鳩は怪我を負っていたのでうまく飛ぶことができませんでしたが、スキを見て鳥カゴを飛び出しました。
行く先々で、ひばりやイモムシに木の実の話を聞いて、鳩はようやく木の実のありかを突き止めます。
魔法の木の実をてに入れた鳩は、痛む身体でお姫様の元に向かいました。
でも、少しの差でお姫様は亡くなってしまっていました......。
でも、鳩は自分のしたことを悔やみませんでした。
なぜなら、お姫様の最後の顔がとても安らかだったからです。
長旅に疲れ果てた鳩は、悲しくも不思議と落ち着いた気持ちで、そのまま最期の眠りにつきました。
鳩は翌朝屋敷の召使いに発見され、くちばしにくわえていた魔法の木の実とともに、姫の部屋の窓の下に埋められました。
その木の実はやがて発芽し、大きくなり今ではお姫様の部屋を見守っているのです。

以上が『姫君の青い鳩』の物語の概要です。
いい話でしょ。