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まるで宇宙の果てにあるブラックホールのようなアヌス。そのアヌスに僕は魅入られてしまった。人によって形を変え、その気になれば己の体に溜まった不要な物を排出する通過点となったり、ニンジンやダイコン、人によっては白菜などを入れることもできる。ニンジンやダイコンを入れることができるのであれば、農園ができるはずだ。いわゆるアヌス農園だ。まずアヌスを5アヌスほど用意し、そこに種付けをする。肥料はアヌスが勝手に肥沃なドロドロドロリッチを排出するので気にしなくてよいが、アヌスの方にエサをやることを忘れてはならない。排べ…おっと、排ドロドロドロリッチ率が高まるイモ類を中心に与えるとよいだろう。さあ、いよいよ収穫だ!アヌスはよく開発され、すこぶる調教されているのでスッポリと抜けることだろう。またアヌスは再利用可能である。アヌスは地球に優しいのだ。
EARTH...oh...yeah...Love&Peace...MANZI...
MANZI!!!!!OH!!!!!!!MAZI-MANZI!!!!!!!!!!!!!
Everybody fuck'in Jump!!!!!!!!!!!!!!!!!
クラブに入るとそこには僕の知らない世界があった。みんな「MANZI」と叫び、ケツにニンジンやダイコンを入れて狂ったように笑っている。しばらく不気味とも言えるフロアの熱狂を眺めていたのだが、少し経ったあと狂喜乱舞する大衆の中のひとりが僕に気付いたらしく、ニンジンを持って僕の方に旋風のごとく駆け寄ってきた。狂っている。ここから逃げなきゃ。そう思ったがドアが開かない。嫌だ。誰がアヌス農園のアヌスになるものか。僕は必死にドアをこじ開けようとしたがやはり開かない。頭に強い衝撃を受けたあと、僕は意識を失ってしまった。目を覚ますとそこには芽が生えた僕のアヌスがあったのでアヌス。
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