佐賀 NEWS WEB 神埼市 市長逮捕受け１３億円余り減額の骨格予算に 令和6(2024)年2月20日火18時28分 佐賀県神埼市はふるさと納税事業の業務委託を巡る入札妨害事件で市長が逮捕されたことを受けて、新年度の当初予算案をいわゆる「骨格予算」とし、逮捕前に予定していた予算案よりも１３億円余りを減額すると発表しました。 神埼市の市長、内川修治容疑者（７１）は、市のふるさと納税をＰＲする業務委託の入札をめぐり、市内の特定の企業に入札に関する情報を事前に漏らしたとして競売入札妨害などの疑いで逮捕されました。 こうした中、神埼市は２０日、新年度の当初予算案について発表しました。 この中で担当者が市長の逮捕を受けて新規の事業はほとんど盛り込まず、先延ばしができない防災対策や災害復旧の事業など最低限の予算に限定した「骨格予算」に組み直したことを説明しました。 市によりますと、一部を減額したり削除されるなどして影響を受ける事業はあわせて６１にのぼり、１３億３４００万円余りが減額されるということです。 また、２２日開会する定例市議会では、逮捕された市長の給与や期末手当などの支給を差し止める条例の改正案を提出するということです。 平方利郎副市長は「市民のサービス向上の一貫として予定していた新規事業が遅れることになり、大変申し訳ない」と話していました