山本周五郎AudioBook 詰め合わせ 3-2
①五月雨日記
五月雨という言葉が好きなので、読んでみました。
剣術修行の旅に出た伊兵衛は、旅先で病にたおれ、本多家のやっかいになる。剣術を教える内に信用され、一人娘との婚約の話ものぼる。
ある日、夜釣りでおぼれる娘を助けた。娘は妊娠していて、ほどなく女の子をうんだことから、伊兵衛をとりまく情況はいっぺんしていく。
■登場人物
中根 伊兵衛……紀州徳川家の郡奉行の息子で、剣術好きがたたって、修行の旅に出る。
弥 助 ……伊兵衛を赤子のころから面倒をみてきた老僕。伊兵衛の剣術修行についてくる。
中根吉郎兵衛……伊兵衛の父。
介川 外記 ……駿州田中の城番本多家の老職。
な ぎ さ ……外記の娘。伊兵衛と将来の約束があった。
介川 伊織 ……外記の息子。
小 夜 ……身投げの娘。伊兵衛に助けられ赤子を産む。
み ど り ……小夜の子。
■用語集
不所存……フショゾン。考えの正しくないこと。思慮の足りないこと
肥立ち……日がたつにつれて、生育すること。病人や産婦が日増しに健康を回復すること
怜悧……レイリ。かしこいこと。りこうなこと。利発
七夜……シチヤ。子どもが生まれて七日目の夜。命名などの種々の祝い行事をする。
凄艶……セイエン。ぞっとするほどなまめかしいさま
舌鋒……ゼッポウ。言葉付きの鋭いことを、ほこさきにたとえていう。
詰問……キツモン。相手を責めて厳しく問いただすこと。
②艶書
1954年(昭和29年)5月 『小説倶楽部』
■あらすじ
岸島出三郎は、武家の三男で生涯を部屋住みで終えるのかと、絶望していた。愛した幼なじみは、いつか嫁ぎ、一人さみしく死んでいくのかと。けれど、すきなことを追いかけたことで、しだいに道が開けていく。
一途な男、真摯な生き様を描いた、山本周五郎の傑作です。
■登場人物
岸島出三郎……部屋住みの三男。七重主催の宵節句の時に艶書を受け取る。
七重……出三郎の幼馴染。忠也の嫁になる。
定高半兵衛……久太夫の三男。定高家の養子。藩侯の側近。
岸島和兵衛……出三郎の長兄。
岸島林二郎……出三郎の次兄。
岸島元右衛門……出三郎の父。老職。
かな女……出三郎の母。
新村勘右衛門……七重の父。中老。岸島家の隣家。
せき女……七重の母。
笠井忠也……出三郎の友人。七重を妻にするが、隠し子がいた。
笠井十兵衛……忠也の父。老
①五月雨日記
五月雨という言葉が好きなので、読んでみました。
剣術修行の旅に出た伊兵衛は、旅先で病にたおれ、本多家のやっかいになる。剣術を教える内に信用され、一人娘との婚約の話ものぼる。
ある日、夜釣りでおぼれる娘を助けた。娘は妊娠していて、ほどなく女の子をうんだことから、伊兵衛をとりまく情況はいっぺんしていく。
■登場人物
中根 伊兵衛……紀州徳川家の郡奉行の息子で、剣術好きがたたって、修行の旅に出る。
弥 助 ……伊兵衛を赤子のころから面倒をみてきた老僕。伊兵衛の剣術修行についてくる。
中根吉郎兵衛……伊兵衛の父。
介川 外記 ……駿州田中の城番本多家の老職。
な ぎ さ ……外記の娘。伊兵衛と将来の約束があった。
介川 伊織 ……外記の息子。
小 夜 ……身投げの娘。伊兵衛に助けられ赤子を産む。
み ど り ……小夜の子。
■用語集
不所存……フショゾン。考えの正しくないこと。思慮の足りないこと
肥立ち……日がたつにつれて、生育すること。病人や産婦が日増しに健康を回復すること
怜悧……レイリ。かしこいこと。りこうなこと。利発
七夜……シチヤ。子どもが生まれて七日目の夜。命名などの種々の祝い行事をする。
凄艶……セイエン。ぞっとするほどなまめかしいさま
舌鋒……ゼッポウ。言葉付きの鋭いことを、ほこさきにたとえていう。
詰問……キツモン。相手を責めて厳しく問いただすこと。
②艶書
1954年(昭和29年)5月 『小説倶楽部』
■あらすじ
岸島出三郎は、武家の三男で生涯を部屋住みで終えるのかと、絶望していた。愛した幼なじみは、いつか嫁ぎ、一人さみしく死んでいくのかと。けれど、すきなことを追いかけたことで、しだいに道が開けていく。
一途な男、真摯な生き様を描いた、山本周五郎の傑作です。
■登場人物
岸島出三郎……部屋住みの三男。七重主催の宵節句の時に艶書を受け取る。
七重……出三郎の幼馴染。忠也の嫁になる。
定高半兵衛……久太夫の三男。定高家の養子。藩侯の側近。
岸島和兵衛……出三郎の長兄。
岸島林二郎……出三郎の次兄。
岸島元右衛門……出三郎の父。老職。
かな女……出三郎の母。
新村勘右衛門……七重の父。中老。岸島家の隣家。
せき女……七重の母。
笠井忠也……出三郎の友人。七重を妻にするが、隠し子がいた。
笠井十兵衛……忠也の父。老
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